始まりは、農園から

2012年、オーカー開発研究所Roasters Lab Lig(ロースターズラボリグ)は珈琲にハマり、現地農園に頻繁に行き栽培から携わるように。

赤い果実との出会い

そこで日々収穫で触れる珈琲は赤い果実であり、中から出て来た珈琲豆は白かった。

この白い豆が、焙煎という火入れ工程によって、茶や黒の珈琲豆に変貌を遂げる。

焙煎研究所を開設

農園で栽培に関わり始めて5年。

珈琲豆の火入れを徹底してこだわる最高の珈琲を目指し、株式会社Lig 代表石井竜馬が自費を投じ焙煎研究所Roasters Lab Ligを開設。研究者として加藤拓磨が研究所所長に就任。

 

生まれた疑問

白い珈琲豆を黒い豆へ変化させ、日々味や香りのチェックをしていた、ある時。

食品を焦がして食すことでガンなどの病気になると言われているが、珈琲はお肉やお魚よりも更に高温で抽出液が真っ黒になるまで火を入れる。

「珈琲の焦げは、身体に良いのか?」

健康志向であり、当時ヨガスタジオを展開していた石井には、「食べ物を薬とし、薬を食べ物にする。」という考え方があり、身体に良くないのなら飲むのを止めたいと言い出した。

 

成分調査を開始

白い豆の生豆から黒い珈琲豆に変化するまで成分がどのように変化をしていくのか第三者機関と共に調査を開始。

ガスで直接焼いた場合、熱風の場合、遠赤外線の場合でも違うのでは、と研究所の焙煎機は3台に増え、研究に費やした費用は4,500万円を超えるほどに。

愛知県が自治体として珈琲豆研究費用の捻出を始め、あいち産業科学技術総合センターの支援や名古屋大学との共同研究も始まる。

 

珈琲生豆の魅力

成分調査が進むほどに生豆のポリフェノール値や体内活性成分の高さに驚いた。

しかし、生豆の状態では細胞膜が厚く健康成分が抽出されない。黒い珈琲豆まで焼くと、熱に強いカフェイン以外の数値のほぼ全てを失う。

 

途方もない繰り返し

温度帯や加熱時間を変え、焙煎・抽出・成分調査を幾度も繰り返す日々。

研究所での研究に費やすこと、2年。

農園での栽培から携わること、7年。

ついに、豊富な健康成分を最大に高める独自の焙煎法を確立。

 

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